アメリカに来てちょうど一年半が経った。

アメリカでの生活はもうすっかり慣れたような気がするが、それでもどうしても未だに慣れないことがある。
それは、こちらでは当たり前のようにする「ハグ」だ。

私は、ハグがどうしようもないくらい下手らしく、今までに何度も怒られたりあきれられたりした。

アメリカに来た初日に、チームの人に挨拶をしていたら「こんなにハグが下手な人を初めて見た」と言われ、
友達の友達には「いや、そのハグの仕方は違う。こうした方がいいよ」と直され、
複数の友人・同僚には、「これはちゃんとしたハグじゃない!!!」と怒られた。

また、ハグにとどまらず、ヨーロッパでは挨拶をするときに、両頬に軽くキスをする。これもすこぶる下手らしく、フランス人の同僚はついに私と挨拶するのを諦めた。今までは会う度にトライしてくれていたが、ついにどうしようもないと思われたのか、”Hi!”と言われ、ちょっとした沈黙が流れ、挨拶のキスは避けられた。ダブリンで働いていたときには、この両頬のキスが毎日のように行われたのだが、これはハグよりもどうしていいのか分からない。でも、アメリカ人の友達も、「このヨーロッパでの挨拶の仕方が分からない」と言っていたので、それを聞いたときはなんだかホッとした。

自分では、ハグは少しは上手くなったかな?と思っているのだが、最近もお叱りを受けたので、そうでもないらしい。未だに戸惑うのは、どこから手がやってくるのかが分からないときだ。普通に真正面からハグをされたら、まだ良い気がするが、横からハグされたり手を差し伸べたりされると、多分未だに間違った方向の手を出したり、違う方向でハグしていると思う。

それでも、私はこのハグの文化が好きだ。
アメリカで昔授業を受けていたときに、すごく尊敬した教授のオフィスを尋ねたことがあった。そのときはとてつもなく緊張していた。しかし、教授はまずハグをして「よく来たね~」という感じであたたかく迎えてくれて、嬉しい気持ちになり緊張がほぐれた。このように初めて会って歓迎してくれるときも、久しぶりに会ったときも、お別れをするときも、ハグをするとあたたかい気持ちになる。

日本ではハグではなくお辞儀するので、慣れなくて仕方がないとも思うが、さすがにそろそろ上手くなりたいところだ・・・。いつかハグに関して指摘されない・怒られない日々はやってくるのだろうか。

(Visited 418 times, 1 visits today)
facebooktwittergoogle_plusredditpinterestlinkedintumblrmailfacebooktwittergoogle_plusredditpinterestlinkedintumblrmail